ASTACOZX450TFDISMANTING MACHINE

種別:解体機 / メーカー:日立 / 仕様:アスタコ(双腕機)

ASTACO

解体作業時に、重機が1台しか入らないスペースで2本のアームがあったら、安全に効率良く作業が出来ると思うことはありませんか。

そこでナベカヰは、2本の腕を使って重機1台で安全に解体作業を行うというコンセプトの下、2011年に双腕重機「アスタコ(ASTACO = スペイン語で「ザリガニ」の意味)」を日立建機様と共同開発し、完成させました。

本重機は、解体現場にて最も多く使用されている45t級重機をベースに、20t級重機が使用するアタッチメントを装着可能な腕(ツーピースブーム)を2本装備し、人間の腕の動きに近い動作を可能としました。

これにより、1本の腕で壁や天井を支えながらもう1本の腕で解体や引っ張り出しといった作業を行ったり、鉄骨等の切断においては1本の腕で切断しつつもう1本の腕で保持し、そのまま安全に地上に下ろすといった作業が行えるようになりました。

また、これまでの重機にはないきめ細かな動きが可能となったことで、新たな解体工法の確立にも寄与するものと期待されています。

ASTACO主要スペック

本体形式 ZX450TF 双腕仕様機
装着可能アタッチメント(左右腕それぞれ)kg 2,500
最大作業半径(アーム先端部)mm 11,930
最大作業高さ(アーム先端部)mm 12,370
最大作業深さ(アーム先端部)mm 4,295
旋回速度 min-1(rpm) 9.0
走行速度 km/h 5.5(高) / 3.4(低)
運転質量 kg 72,000
エンジン型式 いすゞ AH-6WG1XYSA-01
エンジン種類 水冷6気筒直噴式ディーゼル
定格出力 kW/min-1(PS/rpm) 260 / 1,800 (353 / 1,800)